日本人がドミニカ共和国と言ってまず思い浮かべるのが”野球”だ。毎年、数多くの選手をメジャーリーグに送り出し、2011年第3回ワールド・ベースボール・クラッシック(WBC)の王者だ。その野球大国ドミニカ共和国の聖地と言っても過言ではないのが、1995年に開場されたエスタディオ・キスケージャ(Estadio Quisqueya)。サントドミンゴを本拠地にしているティグレス・デル・リセイ(Tigres del Licey)とレオネス・デル・エスコヒード(Leones del Escogido)のホームグランド。ドミニカン・リーグ(Liga de Béisbol Profesional de la República Dominicana)において、リセイはメジャーリーグで言うNYヤンキースと言える一番の人気チームである。またエスコヒードも強豪で、日本では横浜DeNAベイスターズ筒香 嘉智選手が2015年に武者修行として参加した チームとして知られている。
ドミニカン・ リーグはサマー・リーグ(MLB傘下のマイナーリーグの一つ)と10月から翌年2月までのウィンター・リーグが開催され、このウィンター・リーグの優勝チームはラテンアメリカ王座をかけて争うカリビアンシリズ (Caribbean Series)の出場資格を得る。※カリビアンシリーズはドミニカ共和国、プエルトリコ、ベネズエラ、メキシコ、キューバによって争われる。
ウィンター・リーグの開催時期はメジャーリーグもオフシーズンのため、メジャーリーガー、マイナーリーグの選手も調整を兼ねて参加する選手も多い。メジャーリーガーにお目にかかる機会があると言うことだ。ここで、よりよい選手をより安く獲得するため、各国の各球団のスカウト担当者はこの球場に足を運ぶ。勿論、日本のプロ野球球団のスカウト担当者も多い。
ドミニカン・ リーグで何より良いのが、選手との距離の近さだ。球場で出待ちをしていると選手のサインをもらえたり、一緒に写真を撮ったり、話したりも出来る。ここで将来の大物選手を一足お先にチェックするのも面白い。
【ドミニカン・リーグは全6球団】
アギラス・シバエーニャス(サンティアゴ)
エストレージャス・オリエンタレス (サンペドロ・デ・マコリス)
ヒガンテス・デル・シバオ(サン・フランシスコ・デ・マコリス)
レオネス・デル・エスコヒード(サントドミンゴ)
ティグレス・デル・リセイ(サントドミンゴ)
トロス・デル・エステ(ラ・ロマーナ)
スケジュールはこちらでご確認できます→ LIDOM.COM