ドミニカ共和国を語る上で忘れていけないのはクリストファー・コロンブスだ。彼がイスパニョーラ島(現:ドミニカ共和国)に漂着したのが1492年。そこから1992年の500周年記念としてエル・ファロ・ア・コロン(El Faro a Colon)と名づけられたコロンブスの墓が建設された。コロンブスの遺体は遺言に従ってサントドミンゴ(ドミニカ共和国の首都)大聖堂へ安置されていたが、エル・ファロ・ア・コロンが完成されるとコロンブスの遺体はここに移された。一説にコロンブスの遺体はスペインにあり、数年前にDNA検査の結果が出て、スペインのセビーリャに眠るのものが本人だと確認されたそうだが、本当の所は不明。コロンブスが新大陸を発見した10月12日には棺が開けられ一般公開される。
建物を上から見ると十字架の形をしており、夜にイルミネーションが灯る夜空に十字架が現れる。この建物は46カ国が援助で建てられており、内部は棺とともにそれらの国の文化や歴史を紹介する展示物が国ごとに展示されている。
サントドミンゴ、オサマ川近くのミラドール・デル・エステ公園内にある。